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zoom RSS Times Like These 【サッカー書評とかキャプ翼ネタバレ感想とか】

<<   作成日時 : 2016/03/07 22:01   >>

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 真冬のつもりで服を選ぶと、道中暑さでうんざりする事が多くなってきた。
 これで油断すると気温が急落して体調を崩したりする。気をつけなければ。春は一年のうちで一番油断ならない季節である事は全ランジェロ界で常識。


                                                                 


【Football Culture】フットボール書評 Books are Burning 第18回

 書評…というかサッカー漫画の感想もようやく年明け、ここからは完全に2016年購入分のレビューとなる。
 しばらくは、新たな漫画作品のネタ元はWkipedia「サッカー漫画」の項を参考にする予定だ。気になった作品を片っ端からリストアップし、入手可能なものから取り上げていきたい。
 そんな選び方で今回の2冊を購入したわけだが、どちらもかなり異色の作品となった。よって、全体的に文章が簡素なものになる事をご了承願う。



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恋までとどけ!(講談社コミックスフレンド)
板本こうこ


[あらすじ]

 女子サッカー同好会のキャプテン・三井阿弥は、貴重なグラウンドを占領しようとする男子サッカー部の横暴に苦しんでいた。悪ガキ揃いの男子サッカー部の中心人物は、中学入学時から勉強に部活にライバルとして凌ぎを削りあってきた住友佳吾。
 女子サッカー同好会(別名:三井グループ)と男子サッカー部(住友グループ)は、男女の壁を越え、グラウンド使用権を賭けて直接対決の時を迎える。
 絶対に負けられない一戦だが、男女の身体能力差は残酷であった。あっという間に女子同好会は男子部に3点のビハインド。だが、真剣にサッカーに打ち込むライバル・佳吾の姿に、いつしか阿弥は惹き付けられてしまい…。


[感想]

 1979年刊行。少女漫画誌における女子サッカー漫画としては、恐らく最古の作品(前述のWikipediaページによれば)。あまりにもキラキラした絵柄にたじろぎ、最初は読むのをいったん中止したほど。一般的なレトロ少女漫画のイメージ通り、花やハートがコマ狭しと乱れ飛ぶ。男子禁制といった雰囲気が漂っており、なかなかの背徳感を味わった。
 一応試合シーンがフィーチャーされているが、あくまで少女漫画なので恋愛のための舞台装置に過ぎない。タイトルの通りである(そう考えると、いかに『シャンペン・シャワー』が規格外の作品だったかもわかる)。
 キャラの作画についても、とにかく70年代少女漫画特有のクセの強さがあるので最初は馴染まなかったが、読み進めるにつれ目が慣れてきた。板本先生の画力も向上していたのだろう。見た目に全く魅力を感じなかった主人公・三井阿弥も、終盤に三つ編みを解いて披露したチア姿はなかなかかわいらしかった。しかし、独特の天然パーマもこの時代の少女マンガの特徴なのだろうか。

 よって、特にこれといって語ることがない。サッカーを通した女子サッカー部員と男子サッカー部員の恋模様を描いた、それも女子サッカーどころかサッカーが一般に浸透するより遥か昔の70年代末に。この点だけでかなり画期的な作品。
 板本先生は、何故女子サッカーを題材に選んだのだろうか。きっかけを是非知りたいところであるが、巻内の作者コメントでは同時収録の短編2つについてしか語っておらず、この作品については一切語っていない。ネット検索しても全くヒットしないので、非常に好奇心を掻き立てられる。

 物語の最終盤に、ようやく女子同士の対戦が実現するが、試合シーンの描写は殆どないまま阿弥達が勝利する。
 当時の女子サッカー事情を良く知らないのだが、ユニフォームデザインが個性的。
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 どっちもニット素材で作ってあるかのような質感。相手校(右側)は、セパレートじゃなくてワンピースならスウィンギン・ロンドンといった感じのヴィヴィッドなデザイン。逆に今だったら新しいかもしれない。いつも悪いジョークにしか思えないユニフォームをデザインしている某三本線メーカーは是非一考を。

 Wikipediaにはページが存在しない板本こうこ先生だが、1993年に発表した『WHO!?』が1997年にドラマ化されているようなので、これが代表作という事になるのだろうか。
 講談社のサイトでこの作品を試し読みしてみたが、90年代レディースコミック風の絵柄でリアルなテーマが描かれており、キラキラ少女漫画であった『恋までとどけ!』と同じ人が描いているとはとても思えなかった。思わず同名異人なのではないかと疑ってしまったが、同じ人物で間違いないようだ。時代のニーズに合わせて作風や絵柄をアップデートする、とても器用な漫画家なのだろう。どこかの世界的サッカー漫画家とは全く違うベクトルにある人だ。

 今回の単行本は当然古本で入手したわけだが、35年以上の月日が経過している(昭和55年6月20日発行 第4刷)割には非常に保存状態が良い。前の持ち主である元・少女が、大事に保管していたものを手放したのだろう。どのようなきっかけでこれを売る事になったのだろうか…そう思いを巡らせてしまうほどに綺麗だった(勿論、経年劣化を差し引かねばならないが)。



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えらしこ(少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
さのうくにかず


[あらすじ]

 ボールは“トモダチ”……だから蹴らない!!
 ある日、偶然フットサル部の前を通りかかった久御山神流(くみやま・かんな)。部員の国見ゆんのスタイルに見とれていると、部長の船橋理緒がキックミスしたボールが顔面を直撃。部室に運び込まれる神流は、なし崩しのような形でフットサル部へと籍を置く事になる。
 部員に理緒の幼馴染の藤枝玲奈、更にスペインからの留学生であるペルラを加え、ようやく規定人数の5人が揃ったフットサル部。だが、一向に練習や試合をする気配は見られない…。


[感想]

 前々回の記事を参照。
Follow Your Bliss 【サッカー書評とかキャプ翼ネタバレ感想とか】
 これにて、日本で刊行されている中で単行本が入手可能なフットサル漫画を全て読んだ事になる。勿論、まだ全巻集めたわけではないが…とりあえず、現状では一応全てつまみ食い出来たと考えても問題なかろう。

 しかし…Wikipediaページ「フットサルを題材とした作品」の備考に「空気系」と添えられていた通り、フットサルはもはや主人公5人が繋がっているエクスキューズとして存在しているに過ぎない。フットサル部を舞台とした、いわゆる日常系4コマ漫画である。同じフットサル4コマでも『すみっこプリマ U-15』とはまるで違うのであった。
 基本的には、ゆるいエロギャグが中心。単行本の前半まではあくまで目的はフットサルであり、ギャグの内容も一応はサッカー絡みであったが、終盤はもはやそれすら無視。何だか、『行け!!南国アイスホッケー部』を思い出してしまう作品だ。あそこまで脱力の下ネタを繰り広げるわけではないが、徐々に本来のテーマから離れてエロ濃度が増していくのは符合している。
 ただ、これがなかなか面白いから困るのであった…一応2巻(であり最終巻)も買うつもりだけど、1巻以上にフットサルは関係なくなるらしいので、このコーナーで取り上げる意味があるのかどうかは疑問だ。内容を紹介しようにも、今回と似たようなことしか書けないのは明白。

 主人公5人のうち4人は、見てお分かりの通り高校サッカーの強豪校が名前のモデルであろう(國學院久我山、国見、市立船橋、藤枝東)。作者のさのう先生は本当にサッカー・フットサルが好きなようだが、単行本後半ではそういった気持ちを封印しているのであろうか…。
 メインキャラの神流は、ちょっと誰かに似ている。
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 検索すると結構引っ掛かるので、そう思っているのは私だけではないらしい。正直、右の人の事はそこまで知らないのだが…ただ、無気力オタクひきこもり女子キャラのテンプレのような神流だが、行動が面白いし、なかなかかわいいと思ったのも事実である。


                                                                 


【Captain Tsubasa】『キャプテン翼 ライジングサン』ネタバレ感想 ねぇ…オレ、本物のフィジカル系DFガルバンなんだけど

 『テラフォーマーズ』は外伝がグラジャンに掲載されるくらいのヒット作なんすね。作画の橘賢一先生、凄まじい出世だなぁ…彼の連載デビュー作『ラッキーセブンスター』は『G-23』とヤンジャンでの連載期間が被っていたので、開始から打ち切りまで全部読んだのですよ。当時は「ジョジョっぽい絵の人」と言われていた記憶が。


〔ボランチのなりすましだね。ガルバン砲で狙われて失点したい?敗北させられたい?〕

 攻め合いとなった試合。ボランチ松山がアルゼンチンのパスをカット。キープ力に定評のある松山だが、ディアスとの競り合いからボールロスト。前回の対戦時はボールを守り抜いた松山だったが、今度は競り負けてしまった。
 DFラインへと襲い掛かるディアス。対峙する三杉をヒールリフトで抜きにかかるが、フィールドアーティストにとってはこれも想定内。高く上がったボールをオーバーヘッドで弾く(テクモ版のオーバーヘッドクリア!)。
 こぼれ球をディアスの相棒であるパスカルに拾われるが、これはもう一人のCB井川がフォロー。タックルで奪ったボールを、スライディングの体勢のまま左サイドの早田へ。

 早田は葵とのワンツーで大きく抜け出し、鋭いカミソリパスでクロスを送る。これを新田が珍しくポストプレー。中央にヘッドで流すと、日向がジャンピングボレーシュート。
 アルゼンチンの守りとて甘くはない。これはヴァロンとシメオレのOAが2人ががりでブロック。
「セリエCのお前ごときに負けるわけにはいかないんだよヒューガ」
 セリエA・ラツィオ所属の2人に、またしても所属クラブのカテゴリーをdisられる日向。
「確かに俺はセリエCのレッジアーナ所属 でもな おれたちのキャプテンは この地でリーガ優勝を果たした スペインの名門バルセロナ所属なんだよ」
 牙を抜かれまくった情けない発言をしながら、ブロックされたボールを後ろに流す日向。
 そこに走りこんでいたのは黄金コンビだった。勿論この2人が狙うのはこれしかない、渾身のツインシュート。
 しかし、この危機を察していたプレーヤーがいた。ツインシュートを狙う2人の背後から近寄り、超人的なジャンプで
翼と岬を飛び越えると、放たれたシュートを地面に倒れこみながら完全にブロック。天才の人間離れした身体能力と、並外れた執念で日本の決定機は阻止された。

 怯んだ日本を尻目に、ボールを受けたパスカルが反撃開始。手薄な日本陣内を、ディアスに匹敵するテクニックで突破していく。葵は直角フェイントまでパクられた。
 勿論、日本DFとて手を拱いているはずがない。松山と三杉がすかさずプレッシャーをかけるが、この実力者2人を引き付ける事までパスカルの計算通りだった。
 パスカルは2人にドリブル勝負を挑まず、フリーで上がってくるボランチのガルバンにパス。
 この日、本来はDFであるガルバンがあえてMFに入っているのには理由があった。それは、必殺シュート“ガルバン砲”を放つため。いよいよ、アルゼンチンの秘密兵器が日本のゴールマウスを襲う。


この週の感想:
 前回から数少ない読者の予想を裏切る展開が続いており、なかなか楽しめる内容になってきた。オランダ戦のどうしようもなさが嘘のように、試合も緊迫している。やはり、ディアスやパスカル、ガルバンといった役者が相手に揃っており、簡単にかませキャラにされない事がこの展開のテンポの良さに繋がっているように思う。
 個人的には、日向が翼に完全に白旗を揚げてしまったような情けない発言だけはいただけなかったが…お前、散々セリエCセリエCって馬鹿にされてるんだから、ライバルだったはずの翼を讃えるより先に自分の境遇へ不満を持ってくれよ、そこから抜け出そうと闘志を燃やしてくれよ…それが猛虎じゃないのか。

 そして、前回の最後のページでわざわざスタメン発表をしたのはガルバンのポジションチェンジの意図を明確にするためだったようだ。「ガルバンはプレースタイルをこの数年で変えたのか?」と感想に書いたが、そうではなかった。新たな必殺シュートのためのMF登録だったというわけだ。
 テクモ版でも強キャラだったガルバンだったが、さすがに必殺シュートまでは持っていなかった。このスポットの当て方、悪くない。オランダのように1人のキャラだけ強調するのではなく、ディアス以外にもパスカルやガルバンの能力を活かして日本に対抗させる。これぞチーム戦。「 ディアス、俺達はお前に頼ってるんじゃない!信頼してるからパスを送るんだ!」というかつての熱すぎる名台詞を実証するかのような、各キャラの活躍だ。
 しかし、“ガルバン砲”というネーミング、どこから思いついたのであろう?ネットのサッカーファンならば、間違いなくこの選手の事をイメージするに違いない。
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 コロンビア代表、フレディ・グアリン。インテル時代は長友とチームメイトだった事で、日本のサッカーファンにもお馴染みだ。
 彼の凄まじい威力のミドルシュートは“グアリン砲”と呼ばれ、決まれば掛け値なしのスーパーゴールとして観る者の心を奪うが、多くの場合はサポーターの溜息を誘い、好事家は笑みを浮かべる結果となる。

 ポジションといい南米という国籍といい、陽一先生はこのグアリンからヒントを得ているのは間違いない。“グアリン砲”がネット発祥なのか、元々オフラインでも有名なスラングだったのかは私にはわからないが、この言葉を見かけるのは圧倒的にネット上が多いはず。陽一先生は、我々が想像しているよりも遥かにネットでのサッカー事情に詳しい可能性が高い。そうなれば、ネットユーザーの反応を楽しむためにあえてトンデモ技“セグウェイ・ドリブル”を描いた…という私の仮説も、強ち間違いではない気もしてくる。
 だがそこから推察してしまうと、“ガルバン砲”も威力だけ凄くて、肝心のシュート軌道はクロスバーを遥か高く超えていく…みたいなオチが待っている気がしてならない。元ネタを忠実になぞるならば、の話だが。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
坂本こうこさんのサッカー漫画の絵、なんだか『ガラスの仮面』の絵みたいだなーと、思いました。

『ガラスの仮面』まだ続いているんですよね、そして作中に登場する主人公、北島マヤちゃんのライバル、姫川あゆみさん、彼女は、小学生編&中学生編の日向小次郎を思わせるキャラです。

彼女は、出て来た頃から少しも変わっていません。

今も、主人公北島マヤちゃんに凄まじい闘志を見せています

日向小次郎にも姫川あゆみさんみたいな気持ちをずっと持ち続けて欲しかったと・・・、そうならず変なキャラになってしまったことが残念でなりません。
島村ジョー
2016/03/08 15:48
お久しぶりです。
Jリーグも開幕して我がチームのメンバーの背番号もだいぶ頭に入ってきました。
JEFでプレーしたいという熱い選手が多いので
これからどうなって行くか楽しみです。

坂本こうこ先生の作品、確かに絵が昔の少女漫画ですね。
70年代で女子サッカーってめったにないんじゃないですかね?
車田正美のデビュー作「スケ番あらし」でヒロインがローラーサッカーやるんですけど
何故にローラーつける?うーーんって感じです。

ニットっぽいユニフォームで思い出したんですけど
サッカーミュージアムでやった翼展行った時、最初に代表ユニの展示があって
それがまさに生地がニットっぽかったんですよね。
友人と「これセーターじゃね?」って言い合ってましたw

私もセリエC所属をディスられた日向に対して違和感あります。
赤嶺さんといい感じになって人が変わったとはいえ、ちょっとそこは違いますよねぇー
また吉良監督に叩き直してもらわんと・・・って感じです。

ガルバン砲ってガルパンからもじってる可能性はどうでしょう?(爆)
すしを
2016/03/16 13:02

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