Come on United!

アクセスカウンタ

zoom RSS Primitive Notion 【キャプ翼古文書とかサッカー書評とか】

<<   作成日時 : 2015/03/20 23:57   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

 結構ネタが集まったので更新。勿論、今回だけで使い切るわけにはいかないので、来月分にも持ち越す。某サッカー漫画家が全く連載再開する気がないみたいだしな!!
 つーか、今回の連載が開始してからネタバレサイトさんが増えたけど、それらの管理人さん達は今どうやって更新してらっしゃるんでしょう?自分のところ以外、全く見てないからわからないんだけど…。


                                                                 


【Captain Tsubasa】経験上、箱の一番前か後ろにヘッドが入っている確率が高かった

 こないだ某猛虎と話している最中、未だに再開の目処が立たないキャプ翼に関して何らかの情報を得ようとグラジャンのサイトを覗いてみたところ、とんでもないものが目に入ってきた。
画像
[キャプ翼マンチョコ]キックオフ!!
 なんと、ビックリマンチョコとキャプ翼がまさかのコラボレーション。セブンイレブン限定で発売されるらしい。
 ビックリマンといえば、私の世代でこれを通過していない者はモグリとまで言われる程の爆発的ヒット商品。そのブレイク期はちょうどキャプ翼のそれと時代が重なる。ある意味で、必然の組み合わせだったのかもしれない。

 私はひねくれ人間として知られているが、小学生の頃はそれはもう素直な少年であった。あれだけのブームだったビックリマン、一応は通過している。このシールにどハマりして話題の99%がビックリマン、というような輩にはさすがにウンザリはしていたが、地道に買ってはいたのだ。当然、ロクなシールが集まらず「ザコばかりじゃねぇか!」とバカにされていたわけだが…何をやっても駄目なのはこの頃から変わらない。
 そんなわけで割と早い時期に興味の対象はミニ四駆あたりに移行した記憶があるが、それでもそれなりの思い入れと思い出は持っている。ロッチのドッキリマンとか、パクリ商品も一通り見てきたんだぜ!(さすがに小学生にもわかるパチモノだったので買ってはいないが)

 さて、肝心のシールであるが、上記のリンク先を見る限り無印連載時の絵と現在の絵が混在しているようである。無印以降のキャプ翼を知らない人は大いに困惑しそうであるが、まぁ先生は今の絵も見てもらいたいだろうからこれは仕方あるまい。いつぞやのポリンキー・ゴールンデンコンソメ味の時は、全て当時の絵柄だったから混乱も少なかったと思われるのだが。
 ポリンキーか…今から7年前の出来事。全てが懐かしい…。
ルーミアやゆゆ様と一緒に、食いまくろうぜッ!!(やっぱ、何度見てもこの時の某掲示板スレの書き込みは面白いなぁ)
キャプテン翼ネタバレ感想 急に時計が進んだので 9号
五月雨は緑色
 顛末を書き込んだかどうか完全に忘れてしまったが、シール自体は某音速の貴公子の協力のお陰で無事にコンプリートする事が出来た。改めて感謝いたします。
 ポリンキーのシールは全20種類。この時は中学生編のキャラのみだったので、修哲カルテットや森崎や浦辺にも出番が与えられていた。だが、今回はパッケージ画像を見る限り葵が加わる事が確定している。恐らくは海外勢も加わると思われるのだが、枠は同じく20である。シークレットは陽一先生の描き下ろし1枚(当然アイツだろうね…)とビックリマンとのコラボ1枚なので、前述のメンバーは恐らく落選するであろう。前回ほどのモチベーションを保てるのだろうか。実際、コンプリートするほど意地になって買ったりはしないと思う。お金もないし、甘いものばっか食うわけにはいかないしね。あの頃ほどフリーダムには生きられないのだよ…。

 ひとまず、ブログのネタになる程度に買って終わりでだろう。最近のブログの更新は、全てお金をかけているのだ!もっとも、ネタバレ感想だって雑誌を買って書いてるわけだから、それは今に始まった話じゃないけど。


                                                                 


【Captain Tsubasa】ランジェロのキャプテン翼古文書発掘 Vol.2

 なんとまさかの2回目。だが、前回ほどの内容では無い事を予めお断りさせて頂く。
 今回購入したのは『アニメディア』2冊。『キャプテン翼』の名が表紙にある号の中から、適当な値段のものを適当に選んでみた。
 過去にアニメディアは1度買っただけで、遠い昔の出来事ゆえに殆ど記憶が残っていない。よって、この雑誌がどのような内容なのか殆ど知らずに書いていく事になる。どうぞご了承願いたい。


 まずは1985年1月号。
画像
 巻頭では同年3月に放送を控えた『機動戦士Zガンダム』を特集(トミノが若い!)、他にも『キャッツアイ』『北斗の拳』などレジェンドクラスの作品が“新作“として取り上げられている。ちなみに表紙の作画は永野護。彼の第出世作となった『重戦機エルガイム』のセル画らしい。

 他にも『キン肉マン』『アラレちゃん』『ハットリくん』『ウイングマン』など錚錚たる作品がリアルタイム放送されていたこの時代、土田プロ版キャプ翼は大人気作品のひとつとして注目される存在であった。
画像
 「読者が選んだ今月の名場面」というコーナーには、小学生編のラスト2話が堂々のランクイン。両方とも岬というのが彼の人気を物語る。しかし右の岬のかわいさときたら…天使かよ。

 プレゼントコーナーにあったゲームウォッチ。存在自体を知らなかった。
画像
画像
 発売元は、この3年後に発売されるファミコンソフトを製作したテクモではなく、後にSFC・PS・PS2でゲームを作ったバンダイ。内容は推して知るべしであろうが、当時存在を知っていたり、所有していたりする人がいれば色々と話を訊いてみたいものだ。

 読者コーナーもキャプ翼ネタが結構ある。
画像
 腐女子の方々は既にフルスロットル。前回取り上げた『ファンロード』との大きな違いだ。

 こんなコーナーまであった。
画像
 少なくとも今回買った2冊の読者コーナーを見る限り、重度のキャプ翼中毒者は「病気」「ビョーキ持ち」というスラングで呼ばれていた(もしくはファンが自称していた)ようだ。ちなみに、山本晋也監督の「ほとんどビョーキ」が流行語になったのは1982年。間違いなく無関係ではないだろう。

 ただし、表紙で「人気テレビアニメ特集」と銘打っておきながら、取り上げられているのはこの2ページのみ。
画像
 大友中との静岡県大会決勝。ちょうど中学生編が始まったところだということがわかる。
 別ページの放送スケジュールによると、1984年12月は新田のノートラップランニングボレー完成、全国各地でのライバル達の争い、東京都大会決勝での日向vs三杉が予定されている。そして、翌年正月にはスペシャル番組「ヨーロッパ発翼くんへ」というタイトル。あらすじは書かれていないが、間違いなく若林と岬のドイツでの再会の事だろう。そう、後日談という形で岬が若林に日本での出来事を語る、実質的に『ボクは岬太郎』を映像化したアニメオリジナルの回だ。書いているだけで興奮してくるような、充実の時期である。

 しかし、やはり作画がいい加減だ…。
画像
 背番号4を付けているから恐らく高杉なのであろうが、何故こんなにヒョロいのか…あと、石崎の目が赤塚漫画化している。


 次は1986年6月号。既にこの年の3月いっぱいで土田プロ版アニメは終了している。
画像
 表紙でもわかるように、『天空の城ラピュタ』を筆頭に『キャプテン翼 世界大決戦!!Jr.ワールドカップ』『プロジェクトA子』など、夏のアニメ映画を巻頭で特集。
 世代を超え、現在でも語り継がれる名作『ラピュタ』(私は1回しか観た事無いけどね)。さすがに扱いが桁違いで、冒頭から6ページに渡り入念に取り上げられている。ちなみに『名探偵ホームズ』と同時上映だったらしい。そんなお化け作品と同時上映とは、いかにも分が悪い『キャプ翼』だが、3.5ページと『ラピュタ』に次ぐ扱い。

 ただし、良くも悪くもこの号の見所はここだけ。
画像
 キャプ翼ファンの女子6人が土田プロを直撃し、岡迫亘弘作画監督と小平正夫プロデューサーにインタビューするという企画内容。シュナイダー好きが多い彼女達は、欧州ジュニアユースが南米ジュニアユースに敗北する事にショックを受けていたらしい。それに対し、サンターナをひたすらプッシュする事で事態の打開を図る岡迫氏。
 この映画は、4作品あった土田プロ版映画の、正真正銘最後の作品である。サンターナ、ディアス、ビクトリーノは原作に先駆けてこの映画が初登場。加えて、陽一先生自らがストーリーを書き下ろし。無印原作では翼と最後の最後で再会したロベルトと、既にここで敵として相見える事となる。

 他には、読者コーナーでいくつか取り上げられているのみ。前述の号(1984年12月発売?)と比べると寂しいものだが、放送が既に終了している事を考えればファン人気の根強さを示しているともいえる。もっとも、原作の連載は2年後の1988年まで続いていくのだが。
 その中でも、「われこそ盗録諜報部員」というコーナーに気になる投稿があった。熊本放送にて「おもしろ名前ゼミナール/なるほど・ザ・ネーミング〜翼の場合」という特集番組があり、その中で陽一先生のインタビューが流れたようだ。以下、記事から引用。
(前略)
 内容の主なものは、キャラの名前がいかにしてつけられたというもので、原作者の高橋陽一先生にインタビューする形で進行しました。それによると、
●翼君 松山千春さんの歌詞の一部。
●岬君 山本コータローさんの「岬めぐり」という曲から。
●若林君 声優の若山弦蔵さんの名前をヒントに。
 などというものでした。高橋先生はニューミュージックがお好きみたいですね。
(後略)

 個人的には、岬と若林の話は初めて聞いた(翼に関しては、無印最終回で名前のインスパイア元の歌詞を引用している)。相変わらずネーミングに関してはとことん安直な陽一先生…松山の名前も松山千春からだし、“小田和正”などという言い逃れ不能な名前もあるので、「ニューミュージック好き」という指摘は的を射た推測であろう。

 ちなみに、当時放送されていた作品は『キン肉マン』(7人の悪魔超人編、1期の最終盤)『銀牙』『プロゴルファー猿』『ドラゴンボール』(最初の天下一武道会序盤)『めぞん一刻』『北斗の拳』『マシンロボ クロノスの逆襲』『トランスフォーマー』(1期)『宇宙船サジタリウス』『六三四の剣』『まんがなるほど物語』『機動戦士ガンダムZZ』『ゲゲゲの鬼太郎』(3期)『日本昔ばなし』『ハイスクール!奇面組』『タッチ』『愛少女ポリアンナ物語』『オバケのQ太郎』など、思わずタイトルを羅列したくなるほどの名作揃い。
 当時クソガキど真ん中だった私にとっても、非常に馴染み深いラインナップで胸が熱くなってしまった。懐かしくも切ない気持ちになったせいで、キャプ翼資料としての分析に支障をきたす結果に。


 というわけで、キャプ翼が載っている箇所だけを流し読みしてみたが、興味深くはあったものの意外性はそこまで多くはなく、生のファンの声がメインだった『ファンロード』に比べれば刺激は少なかった、というのが率直な感想。キャプ翼の特集ページが大した量ではないので、当たり前なのだが。
 とはいえ、当時の放送スケジュールなどは生々しく、時代のドキュメントとして疑似体験が出来たし、量が少ないながらも投稿コーナーのファンの声は(ローディストよりも捻くれていないせいか)真っ直ぐな愛を感じられて良かった。
 また古文書発掘は行うとは思うが、次回はもう少し別方向から探ってみたいと思う。


                                                                 


【Football Culture】フットボール書評 Books are Burning 第8回

 なんと2回連続。機会があったので、ブログネタ確保のためにと3冊購入。



画像
蹴球少女(アフタヌーンKC)
若宮弘明

 この企画(フットボール書評)を開始した際、Amazonのカートにこの作品の1巻と2巻を保存したままずっと放置していた(理由は後述)。当時の記事でも、既にこの作品の名前を出している。今回、4年以上の時を経てようやくの購入となったわけだ。
 ちなみに、リンク先の記事で名を挙げた5作品のうち、唯一未読なのは『ふたりサッカー』。これもいずれ購入せねばなるまい。


[あらすじ]

 サッカーのエリートコースを蹴り、高校サッカーを選んだ少年、ユーキ。中学時代のチームメイトである進一と、いつか国立への切符を賭けた戦いをする事を誓い合い、意気揚々と名門・栖鳳(せいほう)学園高校サッカー部の扉を叩く。
 だが、そこに待っていたのは上半身素っ裸のポニーテール美少女、藤崎鈴。何故、女子が裸で男子サッカー部の部室に…困惑するユーキは、彼女の色仕掛けで手玉に取られ、成り行きで入部届けを書いてしまう。

 サッカー部の元部長・影山良平によれば、サッカー部は彼女に乗っ取られてしまったのだという。事態が飲み込めないまま彼女から逃げ回るユーキだったが、入部を賭けたサッカー勝負でその理由を理解する事になる。鈴は、女子ながら抜群の身体能力とスキルを持った一流のプレーヤーなのだ。しかも、ユーキと同じ感覚を共有する彼女には、全てプレーが読まれていたのであった。
 もう一人の部員、彩音の弄した大胆な策にもはまり、まさかの敗北を喫したユーキ。鈴、彩音に続く3人目のサッカー部員として正式に入部させられてしまう。

 女子二人のセクシーさに日々翻弄されながら、特訓の一環としてアンダーグラウンドでの危険なフットサル勝負にも挑戦させられ、大いに困惑しながらも鈴のプレーヤーとしての実力を思い知らされていくユーキ。
 そんな日々の中、進一の所属高校との練習試合が鈴の独断で決められてしまう。抗議するユーキだが、親友かつライバル相手の不戦敗を受け入れる事は出来ず、部員集めへと協力させられる事になる。
 部長である鈴が最初に目をつけたのは、女子バスケ部のエース、ヨーコ。成り行きから、ユーキは彼女とのバスケ勝負に挑む事になってしまった。
 バカバカしくもセクシーで、そして何よりサッカーに真剣な日々の始まり。ユーキは、夢に描いた国立へと辿り着けるのだろうか。


[感想]

 2010年連載開始、そして昨年終了。丸4年、10巻に渡り紡がれた堂々のロングラン作品。このコーナーでは2〜3巻終了の作品ばかり取り上げているだけに、この長さは凄みを感じる。間違いなく人気作品なのだろう。
 この作品の連載が開始された2010年末にこのサッカー書評を始めたわけだが、前述の通りその段階でこの『蹴球少女』はリストアップされていた。それが何故連載開始から5年後にようやく取り上げる事になったかと問われれば、この作品の評判をどこかで目にしていたからである。曰く、「巨乳などのエロがメインで、サッカーはあくまで副次的要素に過ぎない」と。ならばこのブログで感想を書く必要もないだろうと、対象から外してしまっていたのだ。
 今回、考えを変えて購入してみたのは、そういう作品でもあえて読んでみるのがサッカー書評家の姿勢としては正しいのではないか、と思ったからだ。後述の『夕空のクライフイズム』だけでは記事が寂しくなる、というのも理由の一つではあるが。

 さっきAmazonのレビューを読んでみたが、酷評の嵐。結構マジに怒っている人もいらっしゃるようで、10巻まで続いた作品への感想としてはあまりにも手厳しいものが多い。確かに、エロがメインでサッカーはおまけ、という捉え方は間違ってないと思う。エロの描写も、アーリー90'sの月刊少年漫画、もしくは『ヤング〜』が名前に付く青年誌的なベタベタなもので、懐かしさすら感じる。
 だが、そういった「エロ」という前知識があったせいか、そこまで扱下ろされるほどの内容とは思えなかった。試合シーンの絵もサッカーの描写もはっきり言って甘いし、エロが直球過ぎてそっちの琴線にも触れる事は無いが、別につまらない作品ではない。とりあえず、続きが気になっている自分がいるのは確かだ。
 基本的な構造としては、前回取り上げた『マイぼーる!』と同じくラノベ的ハーレムなシチュエーション。現時点では女子部員は2人しかいないのだが、(1巻終盤で勧誘中の女子バスケの子も含め)試合が可能な人数を揃えるために部員をスカウトしていくのだろう。

 「くだらねー」「バカバカしいなぁ〜」という言葉をつい口にしてしまうような作品ではあるが、だからといって魅力がないとは思わない。そういった要素を楽しむ漫画が存在してもいいはずだ。確かに真面目なサッカー漫画を求めるのならAmazonレビューのような感想しか抱かないであろうが、10巻まで続いたという事はそういった「バカバカしい」要素を求めた人々が確かに存在したことを証明しているのではないだろうか。ひとまず、自分は次巻以降も買ってみるつもりだ。
 ただ、個人的には女の子の絵と性格(羞恥心が無さ過ぎる…)が今のところ自分の好みとは合わないので、お気に入りのキャラを見つけるのは難しそうだが…。



画像画像
夕空のクライフイズム(ビッグコミックス)
手原和憲

 1冊だけの購入にとどめようかとも思ったが、色々考えた末2巻と3巻を一気に買ってみた。徐々にネット上でもこの作品の名を見かける機会が多くなってきた気がする。いよいよブレイクか?
 1巻に関してはこちらを参照願いたい。
スペイン旅行を終えて家路へ向かう世界的漫画家。  【サッカー書評とか】


[あらすじ]

〔2巻〕

 部内での紅白戦が開始。今中は、コーチの雨が率いる紅組に所属。不動のレギュラーである滝はメンバーに加わったものの、雨宮監督の白組にはGK望月を始め、守備陣のレギュラーが集中している。苦戦は必至だ。
 両チーム共に守備の制約を取っ払い、攻撃のみに重点を置いての戦術(雨宮監督は、3バックの両サイドCBにもSB並のオーバーラップを要求)。セオリーがぶっ壊れた攻撃サッカーマッチが開始される。

 それぞれの課題を克服するために行った個人特訓。その成果を活かす時が来た。今中は、タッチライン際に張り付いての当たり負けしないドリブル、滝は中盤での潰しだけでなくレジスタとしてのゲームメイク、望月もセービングだけに拘らない足技を使った積極的なプレーを展開する。
 高いポテンシャルを持った滝は、かつての名プレーヤー、レドンドをお手本にしたプレーを見せ、徐々にその才能をスケールアップさせていく。負けじとサイドでドリブル突破を繰り返す今中だが、プレーはともかくスタミナが追いついていかない。

 後半、雨宮監督が白組に指示した作戦により、足が止まった今中は完全に試合の流れから姿を消す。攻守に孤軍奮闘する滝だが、多勢に無勢。遂に白組に勝ち越しゴールを許してしまう。
 それでも諦めない滝だが、3人のマークに囲まれる。だが、彼は一人の男の覚醒を待っていたのだ。試合から消されていたはずの男を活かした、最後のチャンスを。滝のパスは、左サイドを放浪する今中へと力強く送り出された。


〔3巻〕

 スタミナ切れしていた今中は、滝により意図的にパスの対象から外されていた。ボールタッチから離れていた事で、ラストランするだけの体力を回復させていたのだ。スペースへのボールを争い、対面のSB杉下のマークを外すと、ゴールまでフリーで一直線。GK望月も、この時ばかりは堅実なプレーを捨て、思い切ってPAを飛び出す。
 これを見事にかわした今中だったが、彼の体力にはそれが精一杯だった。精根尽き果て、シュートまで持ち込めない今中。こぼれるボール、このまま紅組が負けるのか…いや、この試合のキーマンとして、ただ一人走り回ってポテンシャルをフルに活かしていたあの男がいた。
「よくやったぞ今中!!よく走った!!よく闘った!!お前のゴールだ!!」
 可能性の男、滝。無尽蔵のスタミナでゴール前に上がり、無人のゴールマウスへとシュート。雨宮体制での初の紅白戦は、そのコンセプトを示すかのように8-8というバカ試合スコアで幕を閉じた。

 試合翌日、とあるきっかけから雨の太腿がぶっとい理由を議論し合うサッカー部員達。そのヒントは、実は部員達にも評判のマニアックなサッカーショップ“クラマー”にあった。
 日本サッカーの師たる指導者の名を冠したこの店を独り訪れた今中に知らされる、ポーカーフェイスに隠された雨の過去。自分への憧れを口にした彼女に対し、今中はどんな言葉をかけるのか…。


[感想]

 初めてまともに試合シーンが登場、加速するサッカー小ネタだけでなく、雨ちゃんの過去をも掘り下げる人間ドラマも展開。いよいよ作品全体がノッてきた感じ。
 手原先生って、多分私と同じような時代を見てきてると思うのね。最新のサッカーネタは勿論、レドンドが出てきたのには驚いた。私、実は彼の大ファンなのですよ。レアル・マドリーは彼がいたから好きになったようなもんだ。新旧取り混ぜた小ネタの数々、1コマたりとも見逃す事が出来ない。

 雨ちゃんも3巻で掘り下げられた事により、更に人気アップする事は間違いない。しかし部室にシュクルテルのポスターを貼り、クロップ監督をこよなく愛する女子中学生って…(クロップの香川へ対する過剰な愛にハァハァする腐女子的視点も存在したりするのだろうか?)いつもロリポップキャンデーを舐めているのも、(禁煙していた)監督時代のクライフがきっかけだと判明。マニアックすぎる…ちなみに、クライフは現役時代もロッカールームで喫煙しており、マールボロが好みだったようですよ!(無駄なオタク知識の対抗)
 雨ちゃんの太腿エピソードにて、走り方の考察が出てきていたのは興味深かった。まさに『フットボールネーション』の主題であり、作者の大武ユキ先生と手原先生はつい先日対談している。私にとって現在のサッカー漫画ツートップが奇妙な符号を見せた事実は実に興味深い。
 それにしても4巻が待ち遠しい作品だ。やっぱりサッカー漫画は試合してナンボですな。

 実は一箇所だけあったキャプ翼ネタ。
画像
 意外とベタだった。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
カルロス・サンターナ・・・カールハインツシュナイダーより好きなキャラでした。

・・・と、言うか前作の映画でシュナイダーが、再び翼達の前に強力なライバルとして立ちはだかるような発言をしていたのに・・・サンターナに敗れたのは『えッ?!シュナイダーの扱い、ちょっと酷くないか?!』と思いました。

それにしても、『サッカーサイボーグ』だっただけにサンターナの声優さんが井上和彦さん=サイボーグ009だったのは、サイボーグと言う異名を付けただけに意識したのかな?!と思いました。

多分あの当時の腐女子の脳内では、ラモン・ビクトリーノ・・・(以外と、小次郎?!)が、フランソワーズだったのでは?!ないかと思います。
島村ジョー
2015/03/27 20:33
東映まんがまつりに登場したサンターナ・・・、あの頃、キャプテン翼を応援するファンは沢山いました。

あの当時、小次郎や若島津もそうですが、岬くんや若林くん、三杉くん、松山くんを好きだった人達は、今の連載をどう思っているのか・・・?!

以前、キャプテン翼アカデミアの管理人の方が『愛情が薄くなってしまった・・・』と、言っていました。

そして、アカデミアを見る事は出来なくなりました。


連載当時からキャプテン翼を愛していたアカデミアの管理人さんが今のキャプテン翼を見ているのか・・・?!気にしているのか・・・?!

気になります。
島村ジョー
2015/03/27 20:53
このブログを拝見し夕空のクライフイズムを見てみましたが、私も全巻読んでみようかと思いました。
3巻で完結か?という話の流れですが、4巻以降も続いているのは人気があったということなのでよかったです。
とおりすがり
2015/04/02 22:28

コメントする help

ニックネーム
本 文
Primitive Notion 【キャプ翼古文書とかサッカー書評とか】 Come on United!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる