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zoom RSS うまいぞ更新 【サッカー書評とか】

<<   作成日時 : 2011/05/26 17:06   >>

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 漫画ゴラクが金曜発売なので、Jリーグの日程も考慮しつつ、このブログもしばらくは日曜もしくは月曜更新にしていきたいと思うので、どうぞご了承を。
 というわけで今週の更新はこれだけ。


                                                                 


【Football Culture】フットボール書評 Books are Burning 第3回

 誰も望んでいない企画が復活。「お前のブログ自体誰も望んでいない」とか言う人は、その自慢の顔が傷付いちゃうわぜ(魔理沙リスペクト)。ちなみに魔理沙は俺に惚れていると思う。
 4作品紹介なので短め。というか単なる感想文で書評などという大層なものではない。前回と前々回はよくあんなに書けたな。


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ばもら! 2巻(MFコミックス フラッパーシリーズ)
長田佳巳

 1巻についてはこちらを参照。
 久米という唯一の友人を失いたくないがために、必死に振舞う主人公・釜崎。その構図は前巻から続いているものの、ダブリのお姉さまゴレイロ(GK)・浦壁と打ち解け、彼女の一言で徐々に変化を見せ始める。
 その久米は久米で、「誰も傷付けたくない、みんなと仲良くやりたい」という人気者ゆえのジレンマが随所に顔を出す。
 そして女子フットサル部が迎える他校での遠征試合。早速巡ってきた出場のチャンスに苦悩し、苦闘しながらも、チームスポーツの中で着実に人間的な成長を見せていく釜崎。

 リアルな思春期の若者の心理描写はそのままに、フットサルというツールを通して点と点が繋がり線になり、チームというひとつの集合体になっていくさまは非常に見ごたえがある。
 全国大会とか、世界を相手にとか、そんな大きな目標は彼女達にはあるわけがないのだけど、スポーツってこういうものなんじゃないの?という、チームスポーツの醍醐味を本当に魅力的に描いているんだよなぁ。「団結力」って言葉を綺麗ごとだと嫌う人もいるのかもしれないけど、ぎこちなくてもチームメイトを信頼する事によって生まれるケミストリーというものがあるのだということを、この巻を読むと否応無しに信じたくなる。
 フォローしあう事によってミスはカバー出来るんです。ミスがあるからこそのフットボール。全員が機械みたいな精密な動きをしなくても、勝つことは出来るのだ。「とりかご」練習を活かして釜崎と油利木がコンビネーションの守りを見せた場面は、『俺フィー』の高杉&土黒のコルテスへのマークを思い出して胸が熱くなった。
 漫画のテーマを友情というかチームワークというか、そういった同性への感情に焦点を合わせたのが大成功したこの巻。本当に面白かった。


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フットボールネーション 1巻(ビッグコミックス)
大武ユキ

 「脚のきれいな選手求む!!」そんな奇妙な選手募集広告を出している東京都社会人3部リーグ所属チーム、東京クルセイド。
 そんなクラブの取材を任された女性カメラマン・緒方は、彼女曰く「最高にフォトジェニック」な若き横浜ユナイテッドの10番・一之瀬に匹敵するほどの才能を目の当たりにする事になる。
 それはネットカフェ住まいで日雇い労働をしながら、草サッカーの助っ人でどんなプレーにも対応してみせる圧倒的なサッカー脳を持つ「ジョーカー」と呼ばれる少年、沖千尋。
 彼に隠された過去、一ノ瀬との意外な関係。特異なトレーニングを選手に課す東京クルセイド監督・高橋、そしてJ2湘南を解雇されリベンジを誓う鳥海。過去に様々なエピソードを抱えた男達が目指すのは、アマチュアチームでの天皇杯優勝、そして日本を真のサッカー先進国(フットボール・ネーション)にする事であった。

 J開幕以前から大学サッカー漫画『サッカーボーイ』という作品を描いている作者、大武ユキ。全日空時代からの横浜フリューゲルス・サポーターであり(現在は横浜FCサポだそうです)、長年日本サッカーを見守ってきた愛と、確かな洞察力が魅力である。
 そんな作者のサッカー哲学が最大限に発揮されたのが、知名度がないのが惜しすぎる傑作『我らの流儀』であるわけだが、今回の作品はそれ以上。間違いなく近年のサッカー漫画の金字塔になるであろう。
 もも裏の筋肉やインナーマッスルを重要視するサッカー漫画、という売り文句からメディカル系の漫画を想像してしまったが、それは要素の一つに過ぎない。筋肉の鎧をまとう昨今のフィジカル・トレーニングへの懐疑的な視点が作品の方向性の一部なだけであって、あくまで漫画はリアルで極上のフットボール・ドラマである。
 主人公・沖の「俺は、サッカーのためならなんだってするんです」という言葉の重み。作中に常に影を落とし続ける、登場人物たちが抱え続ける過去の闇。そして、現役Jサポであるからこそのシビアでマニアックな視点。ドラマとしても魅力は盛り沢山。
 例えば『ジャイキリ』のようなオシャレさにはかなわないかもしれないが、リアルなサッカー漫画を語るのならば無視して欲しくない作品である。
 『我らの流儀』が青春の1ページだった私としては、期待をはるかに超える作品に出会えた事が嬉しい。ここ10年間のサッカー漫画でも、『U-31』に並ぶ程の抜きん出た作品だと思う。サッカーが好きなら読んでも損はない。


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さよならフットボール 2巻(KCデラックス)
新川直司

 1巻についてはこちらを参照。
 主人公・希は、弟であるサッカー部員・順平に成りすまして試合に潜入。
 持ち前の個人技を活かし、相手キャプテンでDFであるナメックに挑むものの、埋めがたいフィジカルの差を見せ付けられ、全くプレーが通用しない。
 更にカウンターから攻めあがったナメックは、希を吹き飛ばしてゴールを決める。手も足も出ない無力感。
 そんな中で、希はかつての記憶を辿りながら、「サッカーを楽しむ」事を思い出した。本当はフィジカルに固執しすぎていたのは自分だったのだ、と。
 ドリブル突破に固執したエゴイスティックな攻めから、周りを使うゲームメーカーとしての持ち味を取り戻した希。一点を守りきろうと、引いて守りを固めるナメックたち。終了の笛は、刻一刻と近付いていた…。

 最新のサッカー戦術を取り入れながらも、あくまで青春群像としての視点を忘れない。バランスが見事。随所に織り込まれる回想がストーリーに深みを増し、テンポを崩していないのも良い。某漫画とは大違いである…。
 この作品がサッカーファンに大きく支持されているのは、女の子が男の中に混じってサッカーをしている、という点ではないと思う。それも要素の一つではあるけれど、メインではないはず。
 これは個人的な意見だけれど、試合描写のリアルさ、それも1点リードされた後のタイムアップが迫ってくる中での攻撃の焦燥感。それをこれほど上手く表現出来ている漫画というのは、あまり見たことが無い。
 特に終了間際の切迫感。パッサーとしてのプレーに徹していた希が、最後に見せる個人技の眩い輝き。フットボールの美しさを感じる瞬間である。
 思春期の日々は刹那で儚い、だからこそ美しい。試合もストーリーの終り方にも、それが徹底している。希を始めとした登場人物のその後は、殆ど何も提示されていない。ただ最後の「俺達はずっと一緒で 俺達はまた  始まるんだ」という台詞だけが胸に響いて終わる。
 中学校二年生なんて、今の私からすれば子供以外の何者でもないし、その歳で過去を振り返るなんて早すぎると思ってしまうのだけど、自分だってあの頃はあの頃で過ごしてきた日々を想いながら、未来へと踏み出していたはずなんだよね。そんな事を思い出させてくれる漫画であった。


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ばもら! 3巻(MFコミックス フラッパーシリーズ)
長田佳巳

 ちょっと厚めの最終巻。今度はビーチサッカーだ。
 夏休み間近の学生生活、来るべき男女フットサル部混合の夏合宿。
 主人公・釜崎と、幼馴染・岡田の恋の行方はいかに。

 …いや、あんまり書くこと無いのよ。一応最後に男女混合ビーチサッカートーナメントの試合をやってるけど、基本的にはなかなか素直になれない釜崎ちゃんと岡田のツンデレラブストーリーなんで…。
 今まで友情に不器用だった釜崎が、今度は恋愛に器用になれないさまを描く。彼女としては順調にステップアップしてるのだけど、その分普通の恋愛漫画になってしまったという…。
 漫画としてはそれでも面白いのだけど、フットボールが完全にツールと化してしまったので、二人の恋の行方をここで書くのも照れくさいし、私がわざわざここで書く必要もない。
 この作者さんは他にも“体育の時間のサッカー”という、ありそうでなかった着眼点でサッカー漫画を描いているようだし、次回作にも期待したい。またサッカーもの描いてください。買いますんで。
 しかし前巻のミニスカートユニフォームといい、今回のビーチサッカーユニフォームといい、爽やかにエロいのはポイント高い。特にミニスカートユニフォームは完全に好みのどストライクにハマった。このユニフォームの元ネタ、このブログでも紹介した事あったなぁ。
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ランジェロのつれづれブログ
 ただこの写真のものよりも、『ばもら!』に登場したものの方がカラーリングもデザインもツボである。誰かこれを霊夢に着せたイラストを描いてくれ(懇願)。


                                                                 


【Response】コメント返信

 私も人気者になりたい(棒読み)。

KJKPNDさん:
 FIFA会長は窓際行って…賄賂を明るみにしろ(棒読み)。

> 気持ちは分からなくもないがさりげなくアニメオタクを見下すのはNG
 全然そんなつもりはなく、何かにオタクと呼べるほど打ち込めない自分の中途半端さを嘆いています。
 私はどこからどう見てもキモオタなのに、そのオタク知識をごくごく限られた人としか共有できないのに結構真剣に悩んでるんですね。いやほんとに。

> 産経の記事を見て岬にしか見えなくなった、訴訟の準備に入らせて貰う。
 SNKIとは法廷で会おう!
 IEZM兄貴はプロの鑑。


ベンゲルさん:
> あれ、石崎の彼女すよね。片桐妹じゃないほうの(違
 ゆかり(not八雲)…それも言ってはいけません。でもそれが一番近いな…。
 初主催大会頑張って下さい。


バビントンさん:
> 漫画家と言えども日本サッカー界に大きな影響を与えた人物だと、改めて思いましたね。
 お久しぶりです。それは間違いないですね。むしろ日本どころか世界のサッカーに影響与えてますからね…ネタにしてる人々はそこをわかってるのかと。
 何ネタにしてんだ、キャプ翼仲間に入れよ〜(マジキチスマイル)。

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